Windows10でPCのパフォーマンス測定~簡単なベンチマーク~

巷ではコロナウィルスが流行してきていますが皆さんは無事ですか?
管理人はマスク不足を痛感しつつも今のところは大丈夫そうです。今回はWindows10でPCのパフォーマンスを簡単に数値化してもらえる
コマンドを紹介します。
今やパフォーマンスはフリーのソフトで計測することが可能ですが
ソフトのダウンロードとか設定めんどくさいなって方におすすめです。

改めてになりますがこの記事は以下のような方におすすめです。

  • フリーツールを使わずにPCのパフォーマンスを測りたい
  • 自分のPCの性能がどんなぐらいなのか知りたい
  • メモリを増設したのでパフォーマンスがどれだけ変わったのか知りたい

パフォーマンス計測コマンドを紹介しようと思った背景

今回パフォーマンス計測コマンドを紹介しようと思ったのは、最近現在の使用しているPCの性能では
物足りなくなってきたので、買い替えもしくはメモリの増設を検討中です。
そこで今の自分のPCはイケてるのかということを知りたかったので簡単に計測する方法がないかと考えて調べてみました。
基本的にはフリーツールを入れて様々なデータを比較して行った方がいいのですがそこまでしなくても…
と管理人は思ったのでWindowsの標準ツールにないだろうかと思い探してみた次第です。

余談になりますがWindowsについている標準ツールは意外と役立ちます。(普段はあまり見ることもないのが玉に瑕ですが…)
以前Windowsの標準ツールを使用してWindows7→10にアップグレードしたときのブルースクリーン地獄から
脱出できたことをよく覚えています。
その時はWindowsイベントビューア―を使いました。このツールについてもいつか紹介出来ればと思います。

さて、余談はこのぐらいにして本題のパフォーマンス計測コマンドの話に戻りましょう。

パフォーマンス計測コマンドはもともとWindows7までは機能として用意されていた!?

今回紹介するパフォーマンス計測コマンドですが実はWindows7ではWindowsエクスペリエンスインデックス
という機能として使用されていました。
しかし、最近は使用される機会も減ったのか、Windows10からは機能としては削除されてしまったようです。
内容を調べた感じでは簡易的なベンチマークを行い、数値化して表示する機能だったみたいです。
コマンドでなく機能として残しても良さそうな物だと思いますが色々と事情があるのでしょう。

コマンドで残っているだけでも良しとしましょう。
こうやって管理人のような人が救われます。

次はいよいよパフォーマンス計測コマンドの紹介と計測された値の見方を紹介します。

パフォーマンス計測コマンドの実行

まずは、準備としてWindowsTerminalかプログラムからPowerShellを起動しましょう。
管理人はWindowsTerminalを導入しているのでここからはWindowsTermialを使用した方法を紹介します。
WindowsTerminalの導入や設定については以下の記事を参考にしてください。

WindowsTerminalからPowerShellを起動したら、以下のコマンドを実行しましょう。

winsat formal

このコマンドを実行することで計測が始まり、データの取得が始まります。
コマンドの実行が終了するまでしばらく待ちましょう。
上記のコマンドの実行が完了したら次はいよいよデータを表示するコマンドの実行です。
以下のコマンドを実行しましょう。

Get-CimInstance Win32_WinSAT

このコマンドを実行することでPCのパフォーマンスが数値として表示されます。
管理人のPCの結果はこんな感じでした。

管理人PCのパフォーマンス


2012年春に購入した第二世代corei3 2350M、メモリ4GBということを考えればCPUについては
7.8で思ったよりもいい数値が出ています。(嬉しい誤算)
ちなみにScoreは1.0~9.9の数値で評価されます。
グラフィックについてはまあこんなものかなってとこです。
なおスコアについてはWinSPRLevelがPCのスコアになります。
表示されている項目の内最も低い数値が表示されます。
この数値が高くなればベンチマークもいくらかよくなったということでしょう。
管理人PCの場合は主にDiskScore, GraphicsScore, MemoryScoreの3点がまだ改善の余地がありそうですね。

この中だと現実的なのはHDD→SSD換装、メモリ増設が妥当なとこでしょうか。
グラフィックについてもスコアアップを狙いたいとこですがそこまで予算をかけれられそうにないので断念です。
この場合は再度実行してもWinSPRLevelは変わりませんがDiskScoreとMemoryScoreの2点は改善すると予想できます。
近いうちにメモリ増設を考えているとこなので増設したらまた実行してみます。

最後に

今回は簡単なベンチマーク結果でしたが大体の改善の方針を固める上では中々役立ったのではないかと
個人的には感じています。もっと詳細なデータが欲しいとなった場合はフリーツールの使用をおすすめします。
あくまで簡易的なベンチマークなので差異が小さいとどこが改善ポイントかわかりにくいですが
今回のように有意な差があるようであればフリーツールを使用する必要がないのでとても楽です。
ついでにバッチファイルも作成したのでコピペして良ければ皆さんも使って下さい。
Get-CimInstanceコマンドはpowershellのコマンドだと言うことをお忘れなく。
コマンドラインだと以下のように書かないと実行できませんでした。

バッチファイルの中身


winsat formal
powershell Get-CimInstance Win32_WinSAT

それでは今回はこの辺で

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