Windows Terminalの設定変更

今回は前回に引き続きWSL(Windows Subsystem for Linux)用に設定を
変更したのでその手順をまとめてみました。
この記事は以下のような方におすすめです。

  • WindowsTerminalの背景画像を設定したい
  • WindowsTerminalの文字色を変更したい
  • テーマを設定したい

jsonファイル内容を確認したい方はここをクリック。
WindowsTerminalの公式ドキュメントはここを確認してください。

WindowsTerminalの設定を色々変えてみようと思った背景

ネットの記事でWindows Terminalが取り上げられており、色々設定が変えられそうだったので
今回挑戦してみようと思ったことが主な理由です。
その際に公式のマニュアルも読んで情報を仕入れたので
それを皆さんに共有出来たらと思ったので記事にしてみました。

WindowsTerminal設定変更の準備

まずは、設定の変更をするにあたり準備をしていきましょう。
WindowsTerminalを起動して、profiles.jsonを開きます。
ここで1つ注意ですがWindowsTerminalには大きくわけて4つの設定があります。

  • Global
  • Profiles
  • Schemes
  • Keybindings

今回は主にGlobalsとProfilesに設定を追加していきます。
SchemesやKeybindingsについてはまた別の記事で紹介できればと思います。
興味のある方は公式のマニュアルを是非呼んでみて下さい。

※2020/01/14にバージョンアップが行われProfilesにデフォルト設定が取り入れられたので
コマンドライン・PowerShell・WSLで設定を共有する部分は共有しつつ、
それぞれに細かい設定が可能になりました。これは便利!!
Profilesにデフォルト設定を追加するには
defaultsとlistを追加します。わからない方はこの記事で設定ファイルを載せているので
参考にしてください。

WindowsTerminalのウィンドウ幅の設定変更

さて、ここからは色々と設定を変更していきます。
まずはウィンドウ幅から設定を変更していきましょう。
ウィンドウ幅についてはGlobalsの「initialCols」,「initialRows」に値を設定します。
デフォルトではinitialColsが120, initialRowsが30となっているようです。
このままでも使いやすいかと思いますが管理人はよくTeraTermを使用していてウィンドウ幅が
デフォルトで80となっているのでinitialColsをそれに合わせたいと思います。
initialRowsについてはひとまず33ぐらいに設定します。
(本当は40ぐらいを設定したかったのですが管理人のPCでは40を設定すると画面が切れてしまったため)
皆さんもこだわりの設定があればその設定に合わせましょう。

WindowsTerminalのコピー方法の変更

次はコピー方法の変更を行います。
Linuxなどではよくクリックして選択された項目がコピーされますよね?
WindowsTerminalではその設定がデフォルトでは無効になっているので有効にしたいと思います。
設定方法は「copyOnSelect」にtrueを設定します。
これで選択した際にコピーが行われるようになりました。
実際に試してみて変更が適用されていることを確認しましょう。
基本的にはprofiles.jsonを変更すればリアルタイムに変更が反映されるので
WindowsTerminalを再起動しなくても確認が行えます。

WindowsTerminalのテーマ変更方法

次はテーマの変更を行います。
テーマの変更は「requestedTheme」にテーマを設定することで行います。
選択できるテーマは「light」,「dark」,「system」の3種類です。
管理人はdarkテーマが好きなのでdarkを選択しました。
変更結果を確認してみるとタブも含めて全体的に黒くなっています。

テーマ変更前

テーマ変更後

WindowsTerminalの背景画像と透明度の設定

次はいよいよ今回のメインともいえる背景画像の設定を行います。
設定自体は「backgroundImage」に画像のあるパスを設定することでできるようです。
透明度の設定は「backgroundImageOpacity」に0~1(少数設定可能)を設定することでできます。
デフォルトは1.0が指定されています。
おすすめの方法は公式マニュアルを確認すると

  • %localappdata%\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_8wekyb3d8bbwe\LocalState\
  • %localappdata%\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_8wekyb3d8bbwe\RoamingState\

のいずれかに画像ファイルを置き、LocalStateの場合は「ms-appdata:///Local/ファイル名」
RomingStateの場合は「ms-appdata:///Roaming/ファイル名」とするのが良さそうです。
管理人はLocalStateの方で設定を行いました。
今回設定した画像は文字が少し見にくくなってしまったので透明度に0.5を設定してみました。
他にも背景画像に関するオプションはありますがひとまずデフォルト設定としておきます。
今回はMicrosoft Storeから無料でダウンロードできる「Call of the Raven」というテーマの
画像を設定してみました。
みなさんも何かお気に入りの画像があればそれを設定しましょう。

背景設定後(透明度1.0)

背景設定後(透明度0.5)

最後に

今回はWindows Terminalの設定をいくつか変更してみました。
最終的に今回の設定をしたjsonファイルを載せておきます。
つまずいた時に参考にしてください。

管理人のprofiles.json


背景画像の変更もできるのは嬉しいですね。自分の好きな画像を設定して作業効率UPに役立てましょう。
文字がみにくくなってしまう場合もあるので次回は文字色の変更方法も取り上げて行ければと思います。
まだまだプレビュー版の為できないこともありそうですが管理人としては割と満足な感じです。
皆さんも興味があればWindows Terminalを導入してみてはどうでしょうか?
それでは今回はこの辺で

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