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Power Automate Desktopをいじってみた!!

みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
すっかり更新が滞ってしまいましたが、管理人は元気に過ごしています。

最近寒い日が続いていますが、管理人はモニタを新しく買ったりと
順調に在宅ライフを楽しむ準備をしています。
在宅勤務も最近する機会がようやく増えてきて、在宅の便利さを感じています。
やはり、通勤時間が0なのはいいですね。

さて今回は、パソコンを買い替えてWindows11になったので
Windows11から標準装備となったPower Automate Desktopをいじってみました。
自動化ツールということで作業効率アップのためにも気になるところです。

Power Automateってなに?

そもそも、Power Automateってなんだろうと思う方も多いのではないでしょうか
Power Automateとは、デスクトップ・モバイル・Web環境で自動化を可能にしたアプリです。
今回管理人が使ったのは、Power Automate Desktopなのでデスクトップ環境での自動化を目的にした
Power Automateです。

イメージでいうと最近流行りのスクラッチプログラミングが近いでしょうか。
普段プログラムをしたことがある人であれば問題なく使用できると思います。
しかし、少し癖もあるので慣れるまでは意外と苦戦するかもしれません。

PowerAutomateでフローを作成している画面

特に、普段からスクレイピングプログラムを書き慣れてる人にとっては
逆に扱いずらい代物に感じるかもしれません。
管理人もC#でスクレイピングプログラムを作成した経験があったので初めて作成するときは
だいぶ苦戦しました。

しかし、プログラミング経験のない人にとっては非常にとっつきやすくなったのではと思っています。
Power Automateフローに関しては、Formの連携などDesktop以上にいろいろできるかと思います。
office365を利用している方は、プランにもよるかもしれませんが是非使ってみていただきたいです。
今までは、VBAマクロや外注していたシステムなども置き換えることができるかもしれませんよ。

Power Automate今後の可能性

Power Automate Desktopを使用してみて感じた、今後の可能性についても考えてみました。
今後の可能性としては、管理人としては以下のイメージで考えています。
※完全に個人の意見ですので、参考程度にお願いします

  • 非IT人材による自動化の促進
  • 非IT人材が作成したPower Automateの保守業務の発生
  • 野良Power Automateの大量発生

それぞれについて、管理人の思いを話していきたいと思います。

非IT人材による自動化の促進

今までは、自動化といってもExcelVBAマクロやPython等、非IT系だけど興味のある人が
業務効率改善を意識して勉強すれば取得できるぐらいの難易度のものでしたが
このPower Automateについては、さらにそれよりも取得難易度は簡単になっていると感じています。

スクラッチプログラミングに近いので癖はありますが、VBAやPythonに比べれば
非IT系の人にとっては非常にとっつきやすいのではないのでしょうか。
スクラッチプログラミングも管理人がシステムエンジニアだからそう感じるだけであって
むしろ、非IT系の人にとってはスクラッチプログラミングの方がわかりやすい可能性すらあります。

そう考えると、今はプログラミング知識のある人がしている業務の自動化についても様々な人が
取り組めるような形になるんではないかと思います。
企業目線で考えると、プロレベルとは言わないまでもそれぞれの部門で自動化が進み
生産性が改善されるのはよいことなんではと感じます。

スクレイピングのフロー作成中

非IT人材が作成したPower Automateの保守業務の発生

先ほどは、「非IT人材が自動化促進できるようになって、便利!」みたいな書き方をしましたが
とっつきやすくなる分、我々プロフェッショナルに保守の依頼が来る可能性が高まります。
実際、クラウドソーシングのサイト上にもPower Automateの案件を見かけることも増えました。

そういった意味では、副業のチャンスも増えているわけですが
企業目線で見てみると、IT部門の負荷が高まる可能性もあるということになります。
しかも、プロから見るとほぼ素人が作ったようなものの保守や相談を受けるわけです。
※中には非常によくできたものもあるかもしれませんが…
その分、コストや人員を割かないといけないので社員の少ない企業であると負荷が集中して
導入するのはよくないかもしれません。

また、一元管理といった部分にも課題を感じます。
アカウントに紐づけられるoffice365で使用できるものについては、問題ない気はしています。
しかし、Desktopの方は自分のローカルで保存もできてしまうので、同じようなことをするものが
大量に作成される可能性があります。どう一元管理していくか?を検討していくのも課題の1つと感じます。

ここで言えるのは、個人的には副業の幅が広がるので嬉しいですが
企業的にはちょっと導入に躊躇してしまうかもしれないということです。

野良Power Automateの大量発生

先ほどの、非IT人材が作成したPower Automateの保守業務の発生に関係するところではありますが
気軽に作成できる分、やはり放置されてしまったり作った人が辞めてブラックボックス化してしまう可能性もあります。
そういったPower Automateに対しての保守は、中々大変かと思いますが
今までのVBAやPythonに比べると簡単に中身も理解できるはずなので、完全にブラックボックス化は
せずに済むと思います。そういった面では、VBAマクロやPythonと比べると便利かもしれません。

最後に

今回Power Automate Desktopを使用してみて新しい発見もあり、将来の可能性も感じるものでした。
しかし、それと同時に課題も見えてきた気がします。
エンジニア不足改善まではいかないとは思いますが、副業の範囲が広がったり
非IT系の人でもプログラミングに対する抵抗感は減るのではないかと思います。

逆に、我々エンジニアや今までVBAマクロやPythonができるからOKと思っていた人は
注意かもしれません。ある意味、自動化については非IT系の人でも簡単に取り組める土台が
あることになったということです。
しっかり知識をアップデートして、負けないように頑張りましょう!!
副業やってる人は、稼ぐ1つの手段としてPower Automateを勉強してみてもよいかもしれません。

それでは今回はこの辺で!
また、次回の記事でお会いしましょう。

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