WSL2でApacheを導入してみた

みなさんこんにちはいかがお過ごしでしょうか?
管理人はコロナウィルス蔓延の影響もありGWはおうち時間を満喫することになりそうです。
せっかく時間が増えたので今回はWSL2にApacheをインストールしてみました。
※WSL2にする方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
Apacheを導入しようと思った背景
今回管理人がapacheを導入しようと思った背景は
- 仕事の関係でWeb開発環境を準備する必要ができた。
- 本番環境使用の許可もあったが環境を壊す可能性も0ではないので保険として
- 今後Webアプリの開発に利用できると思った
と考え、せっかくWSL2にしたし以前WSLで入れたapacheをWSL2にも入れてみようと思ったのが
今回挑戦したきっかけです。Web開発できると今後の仕事の幅も広がりそうだったので
興味もあってトライしてみました。
では早速インストールから紹介します。
Apacheのインストール
さて、それでは早速インストールしていきましょう。
管理人のインストール環境は以下となります。
- Windows10 Pro バージョン20H2
- OSビルド19042.867
- WSL2 Ubuntu 20.04.2 LTS
以下のコマンドを実行してインストールを開始します。
sudo apt install apache2
しばらくするとインストールが完了します。
インストールが完了したら次はapacheの起動です。
Apacheの起動
無事にインストールが完了したら以下のコマンドを実行してapacheを起動します。
sudo service apache2 start
これでapacheが起動します。しかし、WSLの場合は初期設定状態だと起動しない場合があります。
管理人もWSLでインストールしたときは上記コマンドで起動しなかったので解決した方法を紹介します。
WSL2では無事に起動したので、既にWSL2を利用中の場合はこの部分は読み飛ばしてしまって問題ありません。
解決した方法は以下のパスにあるポート番号を変更することです。
以下のコマンドを実行してポート番号の設定コンフィグを編集します。
sudo vi /etc/apache2/ports.conf
ファイルの中を確認すると「Listen 80」となっている部分があるはずなのでそこのポート番号を変更します。
管理人はとりあえず「Listen 8080」に変更しました。既に使用されているポートでなければ特に問題ないと
思いますので使用している環境に合わせて適宜変更してください。
変更が完了したら以下のコマンドを実行してapacheを再起動して設定変更を適用しましょう。
sudo service apache2 restart
これでエラーがでなければ起動成功です。
WSL2上でWebサーバとして動作できるようになりました。
これでローカルでのWeb開発も容易になります。
Webサーバとして起動しているか確認
さて、apacheも無事に起動出来たので、最後にWebサーバとして機能しているかlocalhostを使用して
WSL2で起動しているapacheにアクセスしたいと思います。
早速localhostにアクセスして確認したいところですがWSL2にlocalhostを使用してアクセスするには
ひと手間必要となります。
Windowsに.wslconfigを作成
Windows側からlocalhostでアクセスするには以下のパスに.wslconfigを作成して以下の内容を書き込みます。
作成するパス:C:\Users\user (※Windowsのパス)
localhostForwarding=True
localhostにアクセス
上記の設定をした状態でhttp://localhost:[設定したポート番号]/にアクセスして
以下のページが表示されればWebサーバとして起動していることが確認できます。

管理人はポート番号80だと上手くアクセスできなかったのでポート番号を8080に変更してアクセスしました。
最後に
今回はapacheのインストールを試してみました。
比較的簡単にインストールすることができ、ローカルのWeb開発環境も整えられたので
管理人としては満足しています。
WSL2になってlocalhostへのアクセスの仕方も簡単になったようなので皆さんもぜひ試してみてください。
それでは今回はこの辺で!!
