WindowsTerminalバージョン0.9.443.0リリース~いよいよ正式版へ~

今回はWindowsTerminalのバージョン0.9.433.0がリリースされたので
新規に追加された機能も含めて紹介します。
この記事は以下のような方におすすめです。

  • WindowsTerminalバージョン0.8との違いを知りたい
  • バージョン0.9で新たにできるようになったことを知りたい

WindowsTerminalの公式ドキュメントはここを確認してください。
その他の記事はこちら

WindowsTerminalがバージョンアップ!!

2020/2/13にWindowsTerminalのv0.9.433.0がリリースされました。
今回のリリースでほとんどMicrosoftの情報では4月に正式番がリリースとのことなので
今回のバージョンアップで正式版の機能が出そろったといってもいいでしょう。
v0.8から使い始めたので大きな進展は感じられませんでしたが、初期のころから使っていた方は
かなりの進化に驚いているのではないでしょうか。
管理人も設定の簡単さや、カスタマイズのしやすさに驚くとともに本格的に使っていこうと思っている次第です。
会社でもガシガシ使おうと思っていたのですが残念ながらビルドバージョンが対応しておらず
インストールできませんでした…orz。
今のビルドバージョンのサポート期限が5月ごろまでなので会社のPCでインストールするのは
正式版リリースを待ってとなりそうです。
さて、今回のバージョンアップでどんな機能が追加されたり、変更されたりしているのか
公式のマニュアルも読んで情報を仕入れたので皆さんに共有出来たらと思います。
まずは次の項目でWindowsTerminalバージョン0.9.433.0で新規に追加された機能を紹介します。

WindowsTerminalバージョン0.9.433.0の新規機能

コマンドラインからの起動時引数の設定が可能に

コマンドラインから起動する場合に引数を設定して起動が可能になりました。
wtというエイリアスも追加され便利になりました。
いくつか例を上げると

  1. wt ; new-tab
  2. wt ; split-pane
  3. wt ; new-tab -p Debian ; split-pane -p PowerShell

(1)については新しいタブが開かれます。開かれるタブにはデフォルトの設定が適用されるようです。
管理人はデフォルトで開くタブにはWSLを指定しているのでWSLが起動します。
(2)についてはタブ内のウィンドウが分割されます。これも特に指定しない場合は分割されたウィンドウには
デフォルトの設定が適用されます。
(3)についてですが、これが1番の特徴ではないかと個人的には思っています。
(3)のように引数で起動するプログラムの指定が可能です。分割されたタブでPowerShellが起動します。
ファイルパスがWSLのディレクトリとなってしまっていますがPowerShellが起動しているのがわかると思います。

newTabオプションを指定実行結果

newTabオプション指定&splitオプション指定実行結果


これを利用すればWindowsTerminal起動時にコマンドライン、PowerShell, WSLが起動している状態
なんていうこともできます。
またこれは未確認ですがwt — ssh my@bastion.serverとすることでssh接続したTerminalをタブに表示することが可能なようです。
リモートでサーバに接続して作業する人には助かる機能ですね。

新しいグローバル設定項目が追加

今回のバージョンアップでjsonファイルに指定できるグローバル設定項目に「confirmCloseAllTabs」という項目が
追加されました。そのままの意味ですべてのタブを閉じる際に確認のダイアログウィンドウが出ます。
デフォルトはtrueなので基本的にいじることは少ないかとは思いますが、ダイアログがうっとおしい場合は
falseに設定して確認のダイアログウィンドウが出ないようにしましょう。

確認ダイアログウィンドウ


このほかにも新規に追加された機能はありますが注目すべき機能としては
個人的には上記の機能かなと思っています。

WindowsTerminalバージョン0.9.433.0の変更機能

さて、ここからはバージョン0.9.433.0での変更機能を紹介します。

  1. 「shift+Ins」でPaste、「Ctrl+Ins」でcopyが可能となった
  2. VSCodeでバインディングされている同じkey名の使用が可能となった
  3. クリックやドラッグで分割したウィンドウの切り替え

注目すべき変更点としては上記の点でしょうか。
他にも面白そうな変更点がいくつかありました。良ければ公式ドキュメントを参考にすると
よいでしょう。

最後に

さてWindowsTerminalバージョン0.9.433.0の新規追加機能と変更機能を紹介しましたが
今回のアップデートで使用感もかなり良くなってきましたね。
コマンドラインからの実行もWindowsTerminalから表示すれば簡単にできますしね。
改めてWindowsTerminalいいなとなりました。正式版が出るのが楽しみです。
今のところは問題ないので正式版のリリースでWSL環境をWindowsTerminalに変更しようと思います。
是非皆さんもWindowsTerminalを導入してみてください。
※Windows10のビルドバージョンが1809より新しくないと導入できないので注意
それでは今回はこの辺で

Translate »